ソウル都心登山観光 稜線の下に広がる美しい秘境の中へ, トボンサン(道峰山)主稜線コース

トボンサン(道峰山)主稜線は、牛耳南稜線と牛耳巖を越え、柱峰を経由してシンソンデ(神仙台)へと続く。ポデヌンソン(砲隊稜線)とサペヌンソン(賜牌稜線)を合わせると約11kmに達する。比較的難易度の高いコースではあるが、途中まではそこまで険しくない。途中の望月寺から傾斜がきつくなる。稜線の頂上に着くと開けた視野の下に山と渓谷が調和を成す美しい秘境が広がる。

移動ルート

マンウォルサ駅＞ウォンドボンギェゴク
(原道峰渓谷) > 望月寺  ポデヌンソン(砲隊稜線)
 > ポデ展望台 >シンソンデ(神仙台) > ポデ展望台
>ダラク稜線 > ウンソク庵 
>トボン(道峰)探訪支援センター  

🚶 総移動距離 9.32km
⏰総所要時間 6時間
🗺️難易度 上級

COURSE MAP

INFORMATION

ハイキング情報

ポデ展望台からダラク稜線へと続く道が分かりづらいことがある。ポデ展望台の前で左側の脇道に下がっていき、木道の入り口で左側に曲がり、手すりにつかまりながら岩を通り越す。

休憩情報

体力の消耗が激しいコースなので、時間に余裕を持たせて休憩をはさみながら登ることをお勧めする。

アクセス

1号線もう駅3番出口を出て右側に20分程度歩くとウォンドボン(原道峰)探訪支援センターに到着する。そこからウォンドボンギェゴク(原道峰渓谷)に行くことができる。

SPOTS

ウォンドボンギェゴク(原道峰渓谷)

元祖トボンサン(道峰山)という意味で望月寺渓谷と も呼ばれる。ウォンド(原道)探訪支援センターから双 龍寺、徳済泉、望月寺を通り紫雲峰に続く渓谷一帯の ことを指す。双龍寺と徳済泉の間には、岩が飛び出す 岩壁の形がヒキガエルの頭に似ていると言われる「ト ゥッコビバウィ(ヒキガエル岩) 」がある。

望月寺

新羅639年に海浩大師が善徳女王の命令を受け、王室の隆盛のために創建した。大雄殿の東側にはウサギの形をした岩が、南側には月の形をしたウォルボン(月峰)があり、まるでウサギが月を眺めているような姿だとして、望月寺という名前が付けられた。

ポデヌンソン(砲隊稜線)

トボンサン(道峰山)の主峰である紫雲峰から北側に下がる稜線。6.25韓国戦争後、稜線の中間に対空砲陣地である砲隊が駐屯したため、ポデヌンソン(砲隊稜線)という名前が付けられた。北側にはウォンドボンギェゴク(原道峰渓谷)、南側にはドボンギェゴク(道峰渓谷)とオボンヌンソン(五峰稜線)が続く。

MORE INFO
-新羅最後の王である敬順王が高麗 に降伏しようとしたところ、息子の 麻衣太子は1000年の歴史を諦める ことはできないと反対した。命の危 険を感じるや麻衣太子はトボンサ ン(道峰山)の望月寺に身を隠した。 敬順王が高麗王権に降伏すると、 麻衣太子は慟哭し皆骨山にこもり 岩で作った家で草を食べながら延 命し生涯を終えた。

• 世界で初めて16座完登に成功した厳弘吉は登山家としての夢をトボンサン(道峰山)で育てたという。子どもの頃から家から5分の距離にあるウォンドボンギェゴク(原道峰渓谷)にあるトゥッコビバウィ(ヒキガエル岩)に登り、専門登山家からロッククライミングを学んだこともあった。

Credit Info
VISIT SEOUL
写真 visitseoul.net
提供 Seoul Tourism Organization

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