歴史の上を歩く。文化の中で休む。新しく帰ってきた「クァンファムン(光化門)広場」
by VISIT SEOUL NET
クァンファムン(光化門)通りの意味や価値が保存されているところ、「発掘文化財展示場」
プカンサン(北漢山)を背景にペガクサン(白岳山)とキョンボックン(景福宮)につながる雄大な美しさを感じられる街、クァンファムン(光化門)通りは、朝鮮王朝時代の中央官庁が配置されていたところです。朝鮮王朝時代には、政治と行政の中心地であったこの通りを「ユクジョ(六曹)通り」と呼んでいました。
ところで、新しいクァンファムン(光化門)広場の工事が進んでいたこのユクジョ(六曹)通りで、これまで埋蔵されていた文化財や当時の官庁跡が発掘されました。まるでここの価値や意味をアピールしているように、その姿を現したのです。
そのため、クァンファムン(光化門)広場を訪れる人々にその価値や意味を知らせようと展示場を設け、サホンブ(司憲府)跡の遺構(門の跡、塀、井戸、排水路など)の一部が発掘当時の姿そのままに展示されています。韓国伝統家屋の軒の曲線をいかし、周りの木と似たような大きさの柱を立てたこの展示場では、柱の間から見えるクァンファムン(光化門)の風景を楽しむこともできます。
クァンファムン(光化門)広場では、歴史の中の物語が現実に現れ私たちを感動させます。歴史が生み出す面白い物語が待っているところ…。ソウルの多くの物語が繰り広げられるクァンファムン(光化門)広場をこの機会に訪れてみましょう。
ストーリーテリングを通じてクァンファムン(光化門)広場をより楽しく!
長い歴史と文化遺産が保存されている都市、ソウル。最近、リニューアルオープンしたクァンファムン(光化門)広場では、このソウルが持つ歴史や文化にストーリーテリング要素を加えたコンテンツに出会えることができます。最初に紹介したいのは、「セジョン(世宗)物語展示館」の出入口にあるメディアガラス。
キューブ型のガラス構造体であるメディアガラスを通じて、昼にはガラスによる開放感を、夜には様々なコンテンツを楽しむことができます。セジョン(世宗)大王とチュンムゴン(忠武公)イ・スンシン(李舜臣)の業績から韓流コンテンツ、新進作家の作品といった魅力あふれる多くのコンテンツに触れることができ、運営時間は、日没から午後10時まで(毎日)です。その他、こことつながっているイ・スンシン(李舜臣)将軍の展示館である「チュンムゴン(忠武公)物語」も見どころ満載のスポットの1つです。
一方、イ・スンシン(李舜臣)将軍の銅像の前には「ミョンリャン(鳴梁)噴水」が設置されています。映画の素材としても使われ、広く知られているイ・スンシン(李舜臣)将軍のミョンリャン(鳴梁)海戦を象徴する床噴水として、夜には美しいライトが照らされ、より素敵な夜景を楽しむことができます。また、クァンファムン(光化門)広場には、大型のメディアウォールが設置されていて、様々なメディアアートを見ることもできます。広場のリニューアル後、初めて披露された作品は、ハングルの根本となる「天地人(天と地と人)」をテーマにした『クァンファファチョプ(光化画帖)』。600年前のユクジョ(六曹)通りから現在の新しいクァンファムン(光化門)広場に至るまで、クァンファムン(光化門)の過去・現在・未来、ソウルの人々、ソウルの自然と森などをモチーフにした作品を毎日午前8時から午後10時まで、大型ディスプレイを通じて楽しむことができます。
クァンファムン(光化門)広場のメディアアートは、市民が参加できる「双方向型」という特徴を持っています。単なる鑑賞にとどまらず、自分が描いた絵や写真をスマートフォンでメディアウォールに転送することができます。見るだけでなく、文化や歴史を楽しみながら参加することで、広場に自分のストーリーを刻んでみましょう。広場にいるみんなの話を聞いて、見て、覚えるところ…、クァンファムン(光化門)広場です。
新しいクァンファムン(光化門)広場、お祭りを楽しみましょう!
新しくオープンしたクァンファムン(光化門)広場が、憩いの空間を越え、多彩な文化を楽しめるスポットに生まれ変わりました。ヘチマダン(広場)やセジョン(世宗)文化会館、KTクァンファムン(光化門)社屋といったメインスポットには大型のメディアファサードが設置され、ソウルの夜をより華やかに彩ってくれています。現在は、楽しい明日という意味を指す言葉「ラオンハゼ:夏の夜の納涼祭」をテーマに韓国の自然と文化を紹介するコンテンツが展示されています。
現在、クァンファムン(光化門)広場では、リニューアルオープンを記念する様々な文化イベントが行われています。オープン当日の8月6日には、開場を祝うイベント「ビッモラク(楽)」が開かれ、パンソリ公演、市民オーケストラの演奏会、国楽バンドのイナルチ、K-POPアイドルグループのOH MY GIRLなどが現場の雰囲気を一層盛り上げてくれました。
和合を象徴する多彩なジャンルの公演が、ここを訪れた市民を楽しませてくれたほか、8月6日から7日までの2日間は、ヘチマダン(広場)で「VRクァンファムン(光化門)体験ゾーン」が運営されました。VR技術を通じて昔のユクジョ(六曹)通りを見て回り、変化してきたクァンファムン(光化門)広場を擬似体験するデジタルコンテンツサービスとして、訪問客が自ら希望する時間・空間を選ぶことができ、人々の興味を呼び起こしました。他にも未来型のインフルエンサー「YT」との写真撮影など、ユニークな体験型イベントがクァンファムン(光化門)広場を訪れた人々を魅了しました。
クァンファムン(光化門)広場では、この後も市民講師と一緒に楽しむクァンファムン(光化門)探訪やクァンファムン(光化門)広場を背景に素敵な瞬間を記録した写真・映像の展示会、広場の森と文化憩いの場で開かれる「グソクグソク(隅々)ライブ」など、様々なイベントが開催されます。みんなの文化空間であるクァンファムン(光化門)広場で休息と文化体験をぜひお見逃しなく!
住所ソウル市チョンノ(鍾路)区セジョンデロ172(世宗路) 運営時間都心の中の開かれた広場として、年中無休で24時間常時開放 Credit Info VISIT SEOUL 写真 visitseoul.net 提供 Seoul Tourism Organization
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