
しそは爽やかな香りと鮮やかな色彩で料理を華やかにしてくれます。緑色の青じそ(大葉)は、刺身のつまや薬味などには欠かせません。
ハウス栽培によって1年中販売されている青じそに対して、梅干しの色出しに使われる赤しそは今の時期限定で出荷されます。
お料理の脇役になりがちのしそですが、じつは含まれる栄養は野菜のなかでもトップクラスだといいます。詳しい話を、野菜ソムリエプロの吉田謹子さんに伺いました。
今の時季だけ限定の赤しそ
青じそは1年中販売されていますが、赤しそは店頭では今の時季だけしか見かけないようです。
「しそは今の時季が本来の旬ですが、青じそは、ハウス栽培などによって1年中栽培されています。しかし、赤しそは通常、旬の6~8月だけの限定で出荷されます。梅干しづくりに合わせて需要が伸びるためです。
赤しそは、青じそより香りは若干弱めですが、何より色味が美しいしそです。赤紫色は強い抗酸化作用を持つポリフェノールの一種、アントシアニンの色で、酸と反応するとより赤く発色する性質があります。これは青じそにはありません」(吉田さん)
薄い葉で料理の脇役になりがちのしそですが、夏に摂取したい栄養成分が豊富に含まれています。