古代エジプトの王(ファラオ)、ツタンカーメン(紀元前1341-1323年)の黄金のマスク。エジプト・カイロにあるエジプト考古学博物館のツタンカーメンギャラリーで(2025年6月11日撮影)。(c)Khaled DESOUKI/AFP【6月13日 AFP】カイロのエジプト考古学博物館に約1世紀にわたって展示されていた古代エジプトの王(ファラオ)、ツタンカーメンを象徴する黄金のマスクが、ギザのピラミッド近くに来月開館する大エジプト博物館に移される。
来月3日に開館する大エジプト博物館は10億ドル(約1430億円)規模のメガプロジェクトで、単一の文明に特化した世界最大の博物館となる。10万点を超える収蔵品のうち、半数以上が公開展示される見込み。
ツタンカーメンの遺物は専用の展示棟で公開される。1922年に英国の考古学者ハワード・カーターが若きファラオの無傷の墓を発見して以来、史上初めて、その遺物の大部分が一堂に会する。(c)AFP