今年2025年は6月21日に二十四節気「夏至」を迎えます。夏至といえば、一年で最も昼の時間が長くなる日で、一年で太陽が最も空高くまで昇る日です。
しかし、夏至の日が昼の長さが一番長いからといって、日の出時刻が最も早く、日の入り時刻が最も遅くなるわけではありません。
日の出時刻が最も早い、夏至前の今の時期、"朝活"を楽しんでみるのはいかがでしょうか。
日の出は夏至の少し前が最も早く、日の入りは夏至の少し後が最も遅い
こちらは、夏至前後の日の出時刻と日の入り時刻の関係を表した模式図です。
じつは、日の出が最も早いのは夏至の一週間ほど前で、ちょうど今頃が一年の中で最も日の出が早い時期となります。一方、日の入りが最も遅くなるのは夏至の一週間ほど後となっています。夏至はあくまで、昼間の長さ(日の出から日の入りまで)が最も長い日のことなのです。これは、地球が太陽のまわりを回る面(公転面)に対して自転の軸が傾いていることや、太陽のまわりを回る軌道(公転軌道)が真円形でないことなどが理由です。