中国・近畿・東海が梅雨入り 平年よりはやや遅い 気象庁発表
by ウェザーニュース

今日6月9日(月)、気象台は中国地方と近畿地方、東海地方が「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。
それぞれ平年より3日遅く、昨年よりは中国地方で11日、近畿地方で8日、東海地方では12日早い梅雨入りです。
今日・明日〜2週間先までの週間天気予報
それぞれ平年よりやや遅い梅雨入りに
今日は梅雨前線がやや北上して、九州南部にかかってきました。西日本や東海にも梅雨前線の雲がかかり、雨の降り出しているところがあります。気象庁は、この先1週間程度の天気予報を考慮して、梅雨入りの発表を判断しました。
▼気象庁の発表
中国地方の梅雨入り 広島地方気象台発表
平年差階級:遅い
平年より3日遅く、昨年より11日遅い
近畿地方の梅雨入り 大阪管区気象台発表
平年差階級:遅い
平年より3日遅く、昨年より8日遅い
東海地方の梅雨入り 名古屋地方気象台発表
平年差階級:遅い
平年より3日遅く、昨年より12日遅い
・梅雨入り/梅雨明けには平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。
・春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討の結果、期日が見直しされる場合があります。
各地の梅雨入り 梅雨明け
今週は週末にも梅雨前線の影響を受ける
中国地方や近畿地方、東海地方では梅雨前線の影響で11日(水)頃にかけて雨が続き、太平洋側を中心に雨の降る可能性があります。その後も梅雨前線は停滞し、梅雨らしい天気が続く見通しです。週末は再び雨の強まる可能性があります。
7月上旬にかけては前線の活動がたびたび活発化することが想定されます。本格的な雨の季節への対策を早めに進めるようにしてください。
今日・明日〜2週間先までの週間天気予報
関東甲信や東北などの梅雨入り予想は
まだ梅雨入りの発表がない関東甲信地方でも、今週は梅雨前線に沿って東進する雨雲がたびたび通過し、雨が降ったりやんだりの一週間になりそうです。明日にも梅雨入りを迎えると考えられます。
北陸や東北も、今週末にかけて梅雨入りとなる可能性が考えられます。
各地の梅雨入り
※ウェザーニュースによる独自予想
各地の梅雨入り 梅雨明け
各地の梅雨明けは
ウェザーニュースによる今年の梅雨の見通しでは、梅雨明けは全国的に平年並かやや早めと予想しています。7月になると太平洋高気圧が北への張り出しを強め、梅雨前線の停滞する位置は北上し、次第に不明瞭になると予想しています。
各地域の梅雨明け
※ウェザーニュースによる独自予想
各地の梅雨入り 梅雨明け
梅雨入り・梅雨明けの発表は速報値 秋に見直されることも
梅雨は大雨による災害が発生しやすい時期であり社会的関心が高いことから、気象庁では現在までの天候経過と1週間先までの見通しをもとに、速報的に「梅雨入り」「梅雨明け」の発表を行っています。
あくまで予報を用いた速報であるため、平年値等の統計に用いられる確定値は、実際の天候経過を考慮して秋になってから更新されることがあります。
2022年には梅雨入り・梅雨明けの期日が秋になってから大幅に見直され、20日間以上もの大修正となった地域もありました。
関連記事「2022年 関東などの梅雨明けが1か月遅く修正 気象庁が過去にない大幅見直し」
梅雨入り・梅雨明けの発表で用いられる地域区分
※北海道は梅雨前線の影響が明瞭にならないため、気象庁は発表対象外としています。
長期予報 この先3か月の天候見解
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