オーストリア・ウィーンで開催された「オーストリア世界会議」で演説するアーノルド・シュワルツェネッガー氏(2025年6月3日撮影)。(c)Joe Klamar/AFP【6月4日 AFP】「最高モビリティーオフィサーを務めるアーノルド・シュワルツェネッガーからのお知らせです」──オーストリア・ウィーンで3日、映画『ターミネーター』のハリウッドスターで、元米カリフォルニア州知事でもあるシュワルツェネッガー氏の音声放送が公共交通機関の中で流れ、市民を「気候変動対策の英雄」とたたえて利用者を驚かせた。
オーストリア出身のシュワルツェネッガー氏は、気候変動に関する年次会議に出席するためウィーンを訪れている。
ウィーン市交通局によると、市内のすべての公共交通機関では30分ごとにアナウンスが流れ、シュワルツェネッガー氏はドイツ語で、「地球環境を健全に保つための皆さんの取り組みに感謝します」と表明し、続けて英語で、「皆さんは真の気候変動対策の英雄です。団結して行動を起こし、汚染を終わらせるために協力してくれています」と語っている。
シュワルツェネッガー氏は気候変動の課題を浮き彫りにするため、8年前に気候変動サミット「オーストリア世界会議」を開始した。