トルクメニスタン・カラクム砂漠の「地獄の門」(2014年5月3日撮影)。(c)Igor SASIN / AFP【6月6日 AFP】中央アジア・トルクメニスタンは5日、半世紀にわたって天然ガスが燃え続けている巨大クレーター「地獄の門」の火勢を3分の1まで縮小させたと発表した。
地獄の門は旧ソ連時代の1971年、カラクム砂漠で天然ガスがたまった地下の空洞を科学者らが誤って掘削したことからできた。ガスの拡散を抑えるために点火されて以来、温室効果ガスであるメタンを大量に放出している。
一方で地獄の門は、同国の主要な観光名所となっている。
首都アシガバートで環境会議に出席した国営ガス会社トルクメンガスの幹部イリーナ・ルリエワ氏は、「以前は数キロ離れた場所からでも巨大な炎の光が見えたことから『地獄の門』と呼ばれていたが、現在はわずかな燃焼源が残るのみだ」と語った。周囲ではメタンを回収するために多数の井戸が掘削されてきたという。(c)AFP
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AFP BB News
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